COLUMN
人気インスタグラマーに聞く! vol.04
愛情いっぱい“こころのたね弁当”。
kokoronotaneさんにお話を伺いました
2016年7月22日
こんにちは。PHOTO SQUARE編集部です。
人気インスタグラマーさんへのインタビュー特集、第4弾です。
今回は手作り小物作家でもありナチュラルフードコーディネーターとしても活躍されているkokoronotaneさんへのインタビューです。
Q.01 簡単なプロフィールを教えてください。
ナチュラルフードコーディネーター兼手作り小物作家として活動中です。
自然な環境で育った身体に優しい食材・食品を意識し、心がほぐれるフード作りをモットーにInstagramやブログでは数々のお料理をご紹介しています。著書のお弁当レシピ集「のほほん曲げわっぱ弁当」発売中です。2001年〜HP「こころのたね。」にて、ハンドメイドものを不定期に販売しています。
『のほほん曲げわっぱ弁当』特設サイト:https://www.seibundo-shinkosha.net/pickup/magewappa/
こころのたね。:http://koko.milkcafe.to/
Q.02 写真を撮り始めたきっかけはなんでしょうか?
随分と遡りますが…子供が産まれた当時、その瞬間を残しておきたくて撮り始めたのがきっかけです。
長男の時はまだ世間にデジタルカメラというものが殆ど普及しておらず、我が家はフィルムでしたから、現像が上がってくるまでどの様に写っているのかドキドキと楽しみにしていたのを思い出します。
特に、年賀状用に写真を撮影する際は一体何個フィルム使うの?ってくらい何枚も何枚も撮影したのを覚えています…懐かしいですね。
そして、2人目が産まれた頃にデジタルカメラを購入。ますます撮る回数も増えました。その頃からハンドメイド作品もカメラに沢山収める様になりHPに投稿、2014年にはInstagramにも投稿し始めました。
Q.03 1日の内、どのようなタイミングで撮影をされているのでしょうか?
娘のお弁当を撮影する際は、朝、お弁当を作り終えてから娘が登校するまでの短い時間を利用するので、正直ハラハラ。その他のごはん撮影でも、盛り付け後にあまり時間をかけない様に、あらかじめ撮影位置(撮影台)にお箸やお茶など必要なものを設置しておきます。そしてそれらをInstagramのスクエアの枠に収まる様に位置調節しておき、あとはメインを盛り付け→定位置に設置→撮影という流れです。自然光の向きによって何枚か撮影しますが、その際は台ごとクルクルと向きを変えています。
Q.04 Instagramを始めてなにか変わりましたか?
Instagramを始めたきっかけが「記録として」でした。ですので、実は詳しい使い方もわからないまま手探りで始めたのですが…。Instagramの中の世界を知って、絶句!!
いろんな方が投稿されている素晴らしい写真の数々に魅了され、自分の中の世界観も少しずつ変化していきました。Instagramをきっかけに著書を出版させて頂いたり、様々なイベントに参加させて頂いたりと、新しい世界を沢山、見せて頂いています。
Q.05 いいねやフォロワーが増えたきっかけは何かありますか?
わっぱ弁当箱の丸い形を利用した「顔弁」や、思いつくままにごはんの上に食材で絵を描く「かるた弁当」を作るようになった頃から少しずついいねやフォロワーさんが増え始め、雑誌でも何度か取り上げて頂いた事が沢山の方に見て頂けるきっかけになったのでは、と感じています。
Q.06 閲覧者のリアクションはどのように意識されていますか?
数々のいいねやコメントを頂ける事により、それが私の笑顔と日々の原動力になっています。
今後も感謝の気持ちを持ち続け、見て下さる方の心がほぐれるフード作りをモットーに楽しく進んでいけたらいいなと思います。
Q.07 時間がないときのスタイリングでできるひと工夫はありますか?
簡単なスタイリングには布がオススメです。少しあしらう事により、柔らかい印象になり、布にできる影で立体感も生まれます。
また、その季節にリンクした植物をランダムに散らす事で、涼しさ(暖かさ)などをプラスしてみても。
Q.8 オシャレに見せるコツ、撮影で気をつけることをお聞かせください。
普段はフードそのものが色数、デザイン共にごちゃっと濃いめなので、極力周りのスタイリングはシンプルにしています。
お気に入りの藍染めの布を使用する事が多いです。気をつけている事は、必ず自然光で食材のツヤが伝わる光の角度で撮影しています。
Q.09 よく使うレンズ、レタッチのアプリなど教えてください。
普段は手軽な事から殆どiPhoneでの撮影(Instagramのカメラ機能にて)ですが、時々デジタルカメラも使用します。
Q.10 写真が完成するまでの流れはどのような手順でしょうか?
撮影
↓
アプリで文字入れ(マークなど)
↓
Instagramで最終加工
↓
Instagramへ投稿
Q.11 今後の目標・展開など教えてください
身体に優しい食品や食材を意識したフード作りを基本に、見る人、食べる人を楽しませる事が出来る人になりたいです。Instagramこころのたね。がホッと出来る空間でありますように。
Q.12 最後に写真を楽しむためのアドバイスをお願いします!
日常の中で「あ、これ撮ってみたい!」って思えた瞬間ってワクワクしますよね。
もちろん、フードが完成した時の喜びも残しておきたいもの。
そんな楽しくワクワクした気持ちが、写真(撮影)を楽しめる瞬間だと思います。
実はまだまだ写真撮影は得意ではないのですが、これからもその瞬間、時々を大切に、楽しい気持ちで撮り続ける事が出来ればいいなと思っています。
まとめ
最初はハンドメイドの記録としてInstagramを始められた kokoronotaneさん。著書の料理本が発売され、さらに注目されるようになった今でも、感謝の気持ちを忘れずにいらっしゃる姿勢がとても素敵です。
日々の食事に遊び心を忍ばせて相手を喜ばせる…。そんなちょっとした心の余裕も、料理写真を楽しく撮り続ける秘訣なのかもしれませんね。今後、どんな料理を作られるのか楽しみです。 kokoronotaneさん、ありがとうございました!
インタビュアー:PHOTO SQUARE編集部 山本